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ボバースon-line研修を実施しました(2021.8~2022.3)
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2021年度、当院では脳卒中に対する知識や技術の向上を図るため、独自の取り組みとして年間を通してボバース研修会を実施しました。
※なお、今回の研修は当院の鈴木崇史PTが中心となり、感染症対策としてオンラインによって行われました。
ボバースコンセプト(ボバース概念)は、簡単に言うと、人が動くために必要な姿勢制御(動作中バランスの維持など)や運動・行為を、進化していく神経科学などの知識・技術を用いて取り組むリハビリテーションの考え方です。
昨年8月~9月には塚田 直樹 先生、10~12月は大槻 曉 先生、2022年1~3月には福富 利之先生をそれぞれ講師としてお招きし、当院の工藤 晃太、飛田 健斗、田中 宏幸、高橋 知之、友田 翔という5名の理学療法士が実際に関わった事案のケーススタディを中心に、グループワークやディスカッションなども積極的に交わしました。
各療法士をはじめ、研修に参加したメンバー全員が、日頃自身では気づきづらい部分のアドバイスや、実際の入院患者様に対しての評価方法、治療方針、治療アイディアを講師のみなさんに示していただき、新たな発見を数多く得ることができました。
また、ボバースの上級コースを修了したスタッフをメインメンバーとしたハンドリング練習会も実施。
こうした地道な努力と、研修会で得た知識や技術をもとに、今後、より一層、患者様に対して質が高く個別性のあるリハビリを提供できるよう、日々研鑽してまいります。